はじめに:コスプレコミュニティで頻発するドタキャン問題
コスプレイベントや併せ・撮影会「ドタキャンされた」という経験をお持ちの方は少なくないでしょう。
僕も多々あります。
TwitterやInstagramで撮影の約束を取り付けたものの、直前になって突然キャンセルの連絡が来る。
最悪こちらから連絡しても返答がない!なんてことも多々。
こうした現象はコスプレというコミュニティ内では日常的に発生しており、多くの参加者が頭を悩ませています。
(僕はあんま気にしないで一人で撮影進めちゃいますが)
一般的には「責任感の欠如」として片付けられがちなこの問題ですが、実際にはより深い背景があることが分かってきています。
特に注目すべきは、ADHD(注意欠如・多動症)の特性とスケジュール管理の困難さとの関連性です。
※勿論全てADHDを理由にしてはいけません!
コスプレという趣味は、ADHDの方が持つ創造性や集中力の高さと非常に親和性が高い一方で、時間管理や計画性といった苦手分野も同時に浮き彫りにします。
昨今あったドタキャン問題を通してADHDのスケジュール管理について詳しく解説していきます。
事例から見るドタキャン分析
事案概要
2025年にAさんにふりかかった事件です。
はるばる遠出して、時間も交通費も大幅にかかったのに当日になっても一緒に撮影をする予定だったBさんが来ず。
本人にX (旧Twitter)に連絡をしようとしたところ、呑気にスペースでフォロワーさんらと通話をしている始末。
これはおかしいと思ってDMをしても無視される。
後ほどBさんが説明するには
- 日付を一日間違えていた
- 周囲には「話し合いで済んでる(実際はその時点で済んでない)」
- 誠意見せました
との説明。
蓋を開けたら、同じようなドタキャン被害があちこちからたくさん出てきたとのことです。
この件はおおきくTwitter上で話題に上がり炎上事案になったため、その後の説明も「炎上させられた」とBさんは被害者としての立場を取ったところまでがひとくくりだとのことです。
ここで状況を整理します。
- Bさんはドタキャンしたうえで、連絡無視でオープンスペースで通話状態
- 「日付を間違えた」という言い訳で謝罪はナシ (後日謝罪はしたそうです)
- Aさんは時間もお金もBさんのドタキャンにより損失
という現実。ここからは僕の推察ですが、
- やる気を失ってそもそも行く気が無くなった
- 伴っての準備不足をして間に合わなかった
が起きた結果意図的に行かなかったんじゃないかなあと思っています。
まあ「やる気なくなったからナシで!」とも伝えにくいし…。
とはいえ、なぜこの推察に至ったのかは理由があります。
ADHDの傾向とコスプレイヤーの傾向の類似
まず前提として、ADHDの持つやらかしは誰しも大なり小なりやりがちで、それがADHDだと如実に出るというだけの話というのを念頭に入れておいてください。
特にその中でもコスプレイヤーさんにはADHDの
- 時間管理の困難さ
- 衝動性の高さ
が見られる傾向は……そこそこ見受けられます。
時間管理の困難さの具体的な現れ方
コスプレイヤーの時間管理の困難さは、日常的に様々な場面で観察されます。最も顕著なのが準備時間の過小評価です。
「衣装届くまで2週間もあれば十分~♪」と考えていても、実際には届くまで時間がかかったり、付属の小物の作り直しに予想以上の時間がかかり、結果として撮影直前まで準備に追われることになります。
僕も身に覚えがある。
また、当日の準備時間の見積もりミスも頻繁に起こります。
メイクや着替え、ウィッグセットなどの準備を「30分程度」と見積もっていても、実際には鏡の前で細かい調整を繰り返し、気がつくと1時間以上経過していたという経験は多くのコスプレイヤーが持っているでしょう。
さらに、複数の予定の同時進行管理も困難な要素の一つです。
撮影の準備をしながら日常生活を送り、仕事や学業との両立を図るという複雑なスケジュール管理は、時間認識に課題を抱える方にはどうしてなかなか負担となります。
衝動性の高さがもたらす影響
コスプレイヤーの衝動性は、新しいキャラクターへの興味の移り変わりとして最もよく現れます。
SNSで魅力的なキャラクターを見つけた瞬間に「今度はこのキャラをやりたい!」と強く思い、既存の準備中のコスプレを後回しにしてしまうのです。
この衝動性は計画の変更への対応困難も生み出します。
当初の計画通りに進めることができず、新しいアイデアや興味に従って方向転換を繰り返すため、結果的に何も完成しないまま期限を迎えてしまうことがあります。
また、SNSでの約束の軽さも衝動性と関連があります。
その場の盛り上がりで撮影の約束をしてしまい、後になって現実的な問題(時間、費用、準備の大変さなど)に直面して困惑するという経験は珍しくありません。
→ 上記事例の衝動性はこの「約束の軽さ」が関連してると考察しています。
他にも衝動的に決めたことと関連して、逆に衝動的に他に興味が行って「やっぱやーめた!!」ってなったりすることも多々あります。
ADHDの医学的定義
ADHDとは?
ここまで普通に使ってきた用語ですが、改めてADHDとはなにか?
ADHD(注意欠如・多動症)は、従来「子どもの病気」として認識されがちでしたが、現在では成人期まで継続する神経発達症として理解されています。重要なのは、ADHDは単純な「集中力の不足」や「怠惰」ではなく、脳の神経伝達物質の働きに関わる生物学的な基盤を持つ症状であるということです。
成人のADHDは、主に以下の3つのタイプに分類されます:
注意欠如型
- 細かい作業でのミスが多い
- 長時間の集中が困難
- 物事を最後まで完了できない
多動・衝動型
- じっとしていられない
- 順番を待つのが苦手
- 思ったことをすぐに行動に移してしまう
混合型
- 上記の症状が複合的に現れる(最も多いタイプ)
実行機能障害がスケジュール管理に与える影響
ADHDの方がスケジュール管理を苦手とする根本的な理由は、「実行機能」という脳の高次機能に困難を抱えているためです。
実行機能とは、目標設定、計画立案、優先順位付け、時間管理、行動調整を一連で行う認知プロセスのことです。
この機能の困難さは、日常生活では以下のような形で現れます:
時間認識の問題
- 時間の見積もりが不正確(「あと10分」が実際は1時間)
- 過去の経験を将来の計画に活かせない
作業記憶の制限
- 脳のメモリが少ない
- よって複数のタスクの同時管理が困難
注意制御の困難
- 一つのことに集中すると他の予定を忘れる
- 重要でないことに注意が向いてしまう
計画実行の困難
- 計画を立てても実行に移すのが困難
- 途中で興味が他に移ってしまう
多かれ少なかれ、思い当たる方もいるのではないでしょうか。
当てはまるからと言って「自分、ADHDだ!」ということもなく、どの道似た失敗の傾向があるなら対策を練るだけで生活環が変わります。
もっと詳しく知って、実生活で対処したい人は借金玉さんの「発達障害サバイバルガイド 「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47」を読んでみてください。
補足:コスプレ趣味とADHDの深い関連性
創造性とハイパーフォーカス:ADHDの長所
ADHDには困難な側面だけでなく、多くの長所もあります。
特に顕著なのが高い創造性と特定分野への強い集中力(ハイパーフォーカス)です。
創造性の発揮 ADHDの方は従来の枠組みにとらわれない柔軟な思考を持ち、独創的なアイデアを生み出すことが得意です。
コスプレにおいては、独自の解釈、撮影コンセプトの創造などで大いに発揮されます。
ハイパーフォーカスの特徴 興味のある分野に対して異常なほど高い集中力を発揮する現象です。
好きなキャラクターの衣装制作や、そのキャラクターに関する研究に何時間でも没頭できるため、非常に完成度の高い作品を作り上げることができます。
なぜコスプレに引かれるのか
ADHDの方がコスプレに強く惹かれる理由には、以下のような要素があります。
感覚処理の特徴:多くのADHDの方は感覚処理に特徴があり、日常とは異なる刺激や体験を求める傾向があります。コスプレによる「変身」体験は、この欲求を満たしてくれます。
自己肯定感の向上:普段の社会生活で困難を感じることが多いADHDの方にとって、好きなキャラクターになりきることで自信を持って行動できる体験は非常に価値があります。
コミュニティへの帰属感:同じ趣味を持つ仲間との繋がりは、社会的な困難を抱えがちなADHDの方にとって重要な心理的支えとなります。
特に自己肯定を多者から受けやすい点はSNSとの負の親和性を生んでると感じます。
容易に広まりやすいので、目に付く→自分もやってみる、で尚のことコスプレイヤーの母数が集まり、そのなかにADHDが含まれる…みたいなイメージ。
ドタキャン行動・無連絡の真の原因
ADHDは総じてドタキャンや無連絡をしがちですが、その原因を探ります。
完璧主義とプロクラスティネーション
多くのADHDの方は、一見矛盾する特徴を併せ持っています。それが極端な完璧主義と先延ばし行動です。
完璧主義の罠:「100点でなければ0点と同じ」という思考パターンにより、「衣装が完璧に仕上がらなければ撮影に参加する意味がない」と考えてしまいます。
客観的には十分なクオリティでも、本人には「不完全」「恥ずかしい」と感じられるのです。
悪いこだわり、とも言える現象です。
先延ばしの悪循環:完璧主義のプレッシャーが強すぎるあまり、作業に取り掛かること自体が困難になります。
また、「まだ完璧ではない」という理由で延々と修正を続け、結果的に期限に間に合わなくなってしまいます。
時間認識の困難:「時間盲」という現象
ADHDの方が抱える時間管理の困難さを理解するうえで重要な概念が「時間盲」です。
これは時間の経過を正確に感じ取れない状態で、以下のような特徴があります:
- 過去の経験から学習して将来の計画を立てることが困難
- 常に「今この瞬間」に意識が集中してしまう
- 長期的な計画を日々の行動に落とし込めない
コスプレ活動での現れ方の例
- 衣装制作の時間を大幅に過小評価
- 撮影当日の準備時間を見誤る
- 移動時間を考慮に入れない
- 「あと少しで終わる」という感覚が続く
感情調整困難と気分の変動
ADHDの方のもう一つの特徴が、感情調整の困難さです。
日々の気分の変動が激しく、その日の感情状態によって行動が大きく左右されます。
ストレス耐性の低さ
→普通の人なら軽く受け流せる出来事でも、ADHDの方には大きなストレスとなることがあります。
職場でのトラブルやSNSでのコメントが、その日一日の気分を大きく左右してしまいます。
当日の気分による影響
→撮影日の朝の気分や体調によって参加への意欲が激変することがあります。
前日まではやる気に満ちていても、当日になって「今日はコスプレをする気分になれない」と感じてしまうのです。
社会的不安と回避行動
これまでの人生で多くの失敗を経験してきたADHDの方は、社会的な場面に対する不安を抱えていることが多くあります。
典型的な不安の内容
- 「また失敗してしまうのではないか」
- 「相手をがっかりさせてしまうのではないか」
- 「相手に怒られるかもしれない」
これらの不安が撮影直前に急激に高まり、その対処法として回避行動(ドタキャン)を選択してしまうのです。
特に冒頭事例の「連絡を返さなかった」は、Aさんから怒られるのではという気持ちからの回避行動として現れた行動の可能性もあります。
本当に、「怒られることへの不安」から連絡を先延ばしにするのはやりがちです。
僕も気をつけないとやる。本当に。
回避行動を無くすには、「ぶっちゃけ早く連絡したほうが、まだ怒られる度合いが少ないぞ!」というのを脳に叩き込むしかありません。
ADHDのスケジュール管理:効果的な改善方法
外部記憶システムの構築
ADHDの方のスケジュール管理で最も重要なのは、自分の記憶に頼らない外部記憶システムを作ることです。
本人の脳のメモリーが少ないので、それで処理し切るのは無理です。無理~~~~!
なので、外部ツール使わないと死にます。
更に言うと、その外部ツールも置き場所・しまう場所を決めないとスグ無くすのでそれもきちんと決めて習慣づけましょう。
デジタルツールの活用
- スマートフォンのカレンダーアプリで詳細なスケジュール管理
- リマインダー機能を多用(撮影1ヶ月前、1週間前、前日など)
- タスク管理アプリで準備作業を細分化
- 写真付きメモで衣装の進捗状況を記録
アナログツールとの併用
- 手帳やカレンダーを見える場所に配置
- 付箋やホワイトボードで視覚的なリマインダー
- チェックリストで進捗を可視化
この辺のことを抑えたい人向けの本もあります↓
Kindleでサクッと読めるのでオススメです。
時間管理の実践的テクニック
逆算思考の習慣化 撮影予定から逆算して計画を立てる習慣を身につけましょう:
- 撮影当日朝の準備時間(メイク、着替え、持ち物確認)
- 前日までの準備(衣装最終確認、小物準備)
- 1週間前までの準備(衣装の大まかな完成)
- 1ヶ月前までの準備(制作開始、材料調達)
バッファ時間の設定 時間の見積もりが甘くなりがちなため、実際の見積もり時間の1.5倍から2倍の時間を確保することが重要です。
時間ログの記録 日々の活動にかかった実際の時間を記録し、自分の時間感覚の癖を把握しましょう。
特にコスプレ関連の作業(メイク時間、着替え時間、移動時間など)は詳細に記録することで、将来の計画精度が向上します。
エネルギー管理という新しい視点
時間管理と同様に重要なのがエネルギー管理です。
認知的エネルギーには限りがあり、特にADHDの方は日常的な認知負荷が高いため、エネルギーの枯渇が早く起こります。
エネルギー配分の戦略
- 高エネルギーが必要な作業(複雑な衣装制作)を、体調の良い時間帯に配置
- 低エネルギーでも可能な作業(材料整理、情報収集)を疲労時に実行
- 撮影前日は軽めの作業に留めて体力を温存
体調管理の基本
- 規則正しい睡眠リズムの維持
- 適度な運動習慣
- バランスの取れた食事
- ストレス管理のための時間確保
本当にコレできないとADHDは一瞬で自律神経までぶっ壊れるので、できるようにするしか無い…。
コミュニケーション改善策
事前の期待値調整
信頼できる撮影相手に対して、自分のADHDの特性について説明し、以下の点を話し合いましょう:
- ドタキャンの可能性について事前に共有
- 代替案やバックアッププランの検討
- キャンセル時の連絡方法とタイミングの明確化
- 完璧を求めるのではなく「楽しむこと」を主目的とする共通認識
定期的な確認システム
- 撮影の1週間前、3日前、前日の確認連絡
- 準備状況の共有
- 不安や懸念があれば早めに相談
- 体調や気分の変化を正直に伝える
例えば、僕なんかは周囲がこっそりと「集合時間の1時間前」を僕だけに通達することで、時間管理を対処したりしています。
専門的サポートの活用
医学的介入の検討
スケジュール管理困難が日常生活に大きな支障をきたしている場合、医学的な介入も検討すべき選択肢です。
薬物療法の効果
ADHDに対する薬物療法(刺激薬や非刺激薬)により、注意制御や実行機能の改善が期待できます。
これにより時間管理能力や計画性の向上、衝動性の軽減が見られることがあります。
専門医との相談
薬物療法は専門医による適切な診断と処方が必要です。
個人の症状や生活スタイルに合わせた治療方針を検討してもらいましょう。
心理療法・認知行動療法
認知行動療法(CBT)の効果
ADHDの方向けのCBTでは、以下のようなスキルを学ぶことができます:
- 時間管理スキルの向上
- 完璧主義的思考の修正
- 問題解決スキルの習得
- ストレス管理技法
こういったものは精神科医など、ADHDに強い専門性を持つ場との連携が必要です。
正直、仕事面でも非常に改善に役立つので、始めて見ることをオススメします。
まとめ:ADHDへの対処法とこれから
ADHDとの上手な付き合い方
コスプレイヤーのドタキャン問題を通して見えてきたのは、ADHDの方が抱えるスケジュール管理の困難さは、単なる「怠惰」や「責任感の欠如」ではなく、脳の機能的特性に基づく構造的な問題であるということです。
しかし、これは決して「諦めるべき問題」ではありません。適切な理解と対策により、大幅な改善が可能です。
個人レベルでの対処法
1. 自己理解の深化
- 自分のADHD特性を詳しく把握する
- 得意な時間帯や環境を知る
- 過去の失敗パターンから学習する
2. 外部システムの活用
- デジタルツールとアナログツールの併用
- リマインダーやアラームの戦略的使用
- 信頼できる人からのサポート体制構築
3. エネルギー管理の徹底
- 体調管理を最優先に考える
- 無理のないスケジューリング
- バッファ時間の確保
4. コミュニケーションの改善
- 事前の期待値調整
- 定期的な進捗共有
- 困った時の早期相談
専門的サポートの積極的活用
医療面でのサポート
- 専門医による適切な診断と治療
- 薬物療法の検討(必要に応じて)
- 定期的なフォローアップ
心理面でのサポート
- 認知行動療法によるスキル習得
- ADHDコーチングの活用
- 同じ特性を持つ人とのコミュニティ参加
また、逆にADHDを有効にフル活用したいよ!という方はやしろあずきさんの「すごいADHD特性の使い方 人生が本当にラクになるコツ」をおすすめします。
これは僕も持っていますが、読んで意識するだけで仕事でも大きく変化があり返答・返信の優先順などもつけられて「生きる辛さ」がある程度改善するなと思いました。
オススメです。
これからの展望
個人の成長 :ADHDの特性を理解し、適切な対処法を身につけることで、コスプレ活動だけでなく、仕事や日常生活全般の質が向上します。
完璧を目指すのではなく、自分らしく楽しく活動を続けることが何より大切です。
コミュニティの進化: コスプレコミュニティがADHDの特性について理解を深めることで、より包括的で支援的な環境が生まれます。
多様性を受け入れ、お互いの特性を活かし合える環境づくりが、コミュニティ全体の発展につながります。
社会的認知の向上:ADHDについての正しい理解が広まることで、社会全体がより多様な働き方や生き方を受け入れるようになることが期待されます。
最後に:希望を持って前進を
ADHDの特性は確かに日常生活で困難をもたらすことがありますが、同時に創造性や独創性といった素晴らしい長所も併せ持っています。コスプレという表現活動は、そんなADHDの長所を存分に発揮できる素晴らしい趣味です。
重要なのは以下の点です:
- ADHDは治すべき「病気」ではなく、理解し付き合うべき「特性」
- 適切な対処法により、困難は大幅に軽減可能
- 個人の努力だけでなく、周囲の理解とサポートが重要
- 完璧を目指すのではなく、「楽しむこと」を最優先に
一人ひとりが自分の特性を理解し、適切な対処法を身につけ、そして周囲の人々が多様性を受け入れることで、ADHDの方もより充実したコスプレライフを送ることができるはずです。
時間管理の困難さは一朝一夕には解決しませんが、小さな改善の積み重ねが大きな変化を生み出します。焦らず、自分のペースで、そして周囲の理解を得ながら、より良いスケジュール管理を目指していきましょう。
今日から始められる3つのアクション:
- 自分の時間感覚を記録する:1週間、コスプレ関連の作業時間を実際に測定してみる
- 一つの外部ツールを導入する:スマホのリマインダーでも手帳でも、まずは一つから始める
- 信頼できる人に特性を説明する:完璧である必要はないことを共有し、サポートを求める
ADHDの特性を理解し、適切な対処法を身につけることで、コスプレ活動がより楽しく、ストレスの少ないものになります。ドタキャンの不安におびえることなく、自分らしい表現活動を続けていけることを心から願っています。
最終的な目標は「完璧なスケジュール管理」ではなく、「自分らしく楽しめる活動の継続」です。
その視点を忘れずに、一歩ずつ前進していきましょう。
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